橋本さやか / Sayaka Hashimoto プロフィール
大阪府出身。神奈川県横浜市育ち。
5歳より「桐朋子供のための音楽教室」鎌倉教室にてピアノとソルフェージュを、15歳より声楽を始める。
フェリス女学院高校、東京大学経済学部を卒業後、外資系証券会社勤務を経て渡米。
ニューヨーク・マネス音楽院ディプロマコースにて声楽を学ぶ。さらにイタリア・オペラ及びイタリア歌曲の研鑽を深めるため渡欧、イタリア最高峰である国立ミラノ・ジュゼッペヴェルディ音楽院修士課程を卒業。
同院ではDaniela Uccello氏に師事し、イタリア・フランス・ドイツの近・現代歌曲の研鑽を積んだ。修士号論文のテーマは、「SUGGESTIONI POETICHE E MUSICALI TRA ORIENTE E OCCIDENTE(詩と音楽:東西両文化における比較考察)」。自身の音楽活動のテーマである歌曲における詩の役割に注目し、ガブリエレ・ダヌンツィオ(伊)、ステファン・マラルメ(仏)、三好達治、20世紀前半の同時代に生きた東西の詩人3人に焦点をあて、フランチェスコ・トスティ、モーリス・ラヴェルなど時代を代表する作曲家達が詩人達たちといかに親交を深め、啓発を受け作曲活動を進めたかについて、時代背景と東西両文化の特質に照らして時代背景にあたり、考究を深めた。
2013年12月メノッティ作曲「電話」ルーシー役にて、ニューヨークでオペラデビュー。2015年に伊・ミラノに移った後、ヨーロッパ各地のオペラ・スタジオで研鑽を積みながら、ヨーロッパ内外のコンサートにも数多く出演。2020年帰国、1児の母。
主なオペラ出演歴は以下の通り:
2014年8月ドイツのリリック・オペラ・ヴァイマール・スタジオにてモーツァルト作曲「魔笛」第一の侍女役。
2016年3月マリア・カラスも舞台に立ったイタリア・ミラノTeatro Rosetumにてドニゼッテイ作曲「ランメルモールのルチア」Lucia役。
2017年8月イタリア・Bavenoにてプッチーニ作曲「修道女アンジェリカ」Genovieffa役。
2017年12月カタールでのイタリアン・オペラ&オペラ「蝶々夫人」ハイライトコンサートに蝶々夫人役に抜擢され、カタール・フィルハーモニー管弦楽団とドーハQatar National Convention Centreにて共演。
2018年8月イスラエル・エルサレムにて、モーツァルト作曲「ドン・ジョバンニ」Donna Anna役、ミラノ・スカラ座指揮者Paolo Spadaro氏と共演。
2018年9月イタリア・ヴィアレッジョにて、プッチーニ作曲「ラ・ボエーム」Mimi役(ハイライト・コンサート)
コンサート出演及び法人向けパーティー出演も行っており、これまで累計150件を超えるコンサートに出演している。
主なコンサート出演歴は以下の通り:
2016/17年、IMP (International Music Production)主催ツアーにて、チューリッヒを始めとしたスイス各地を周り、Daniel Moos氏、Bin Huang氏、Claude Hauri氏と共演。
2018年11月阪急百貨店主催イタリアフェア2018にて、イタリア・クレモナ在住弦楽器製作者・松下敏幸マエストロのプロデュースするレクチャー&コンサートに出演。
2019年1月ミラノ音楽院主催のミラノ市民を対象としたナチ・メモリアルデー公演にて、バーンスタイン作曲「Chichester Psalms チチェスター詩篇」のソプラノ・ソロ等
2017−2019年にかけて、ファッションデザイナー船橋芳信氏主催のstudio ypsilon(ミラノ)にて、20回に渡るConcerto in Atelierシリーズを企画。累計600人を超えるイタリア在住日本人と、イタリア人の交流の場となった。
オペラの本場イタリアで伝統的歌唱法を習得し、世界をまたにかけて歌ってきたソプラノが、その知性を研ぎ澄ませ、届けるその力強く伸びやかなリリコの歌声には、グローバルに定評がある。
メディア出演:
読売テレビ「グッと!地球便」(2017年10月放映)